悲しくてやりきれない夜

最近、コトリンゴの「悲しくてやりきれない」をよく聴いている。

なんでかというと、3~4月ごろ、

どうにもこうにも、そういう気持ちになった夜があって、

(特になにか出来事があったわけではなかったのだけど)

検索したら、コトリンゴのが上がって来て、

とても好きな声だったので。

調べてみたら、この曲は、フォーククルセイダーズの曲で、

詩はサトウハチローさんのだった。

 

サトウハチローさんといえば、スズメがかくれんぼうする唄とかのイメージだったし、

私はこの曲は女性(おおたかしずるさん)が書いたものだとばかり思っていたので、すごくびっくりした。

しかも、フォークなんとかという人たちのことは世代が違うから

名前だけ聞いたことがあったくらいで、全くピンと来ないのだけど

エピソードに、

この曲は、フォーククルセイダーズの人が、社長に「3時間で一曲仕上げろ」と言われて、

部屋に監禁されて、途方に暮れて作った曲。とwikiに書いてあって、

私の気分とますます全然違って、「マジですか・・・。」ってなったけど、

でも、心を慰めてくれるいい歌であることには変わりない。

私は孤独にさいなまれることはないけれど、常々普通に孤独だと感じている。

共感する相手や気の合う友を得て、近づいて共に過ごすほど、

自分と相手はこんなにも違う。

ああ。自分はどこまでも一人なんだなぁ。

ということを強く感じる。

 

だからこそ、言葉にして、自分が感じることを、相手と共有したいのだし

でも、たとえ魅かれあっても、それは時間がたてば、過ぎ去っていくものだとも

感じている。

 

そうであることが自然すぎて、実際ある程度ひとりで居ないと逆に死んでしまいそうになるので、

普段は特に何も思わないのだけれど、

この前みたいに、なにかの拍子に、

「悲しくてやりきれない」

って気分になることも、あるから、なんか、面白いな…と思っている。

 

自分、少しはかわいいところあるな。と。

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