無題

夕方、オギノエンファームへ、明日のキュウリとインゲンを分けてもらいに行った時、

畑の向こうに、多分、どこか別の農園の牛舎かな、見えて。

ポツ…ポツ…と明かりがともっているのが見えて。

こういう灯を見ると、いつも胸がしめつけられるような

泣きたい気持ちになる。

中国の夜行列車に乗った時、何もない荒れ地を行くところどころに

時々、こうして、点々と、明かりがともっていて、こんなところで生活している人がいるんだ…

 

私にはこの気分をうまく言葉にできないけれど、詩を書く人なら…

そんな風に思いながら、絵を描いて、切手のように小さくしてみた。

 

晩ご飯の時、長女に「ねぇ、ママ。『エモい』ってナニ?」って聞かれて、

あ。うん。今のママの気持ちみたいなことだろうね、多分。と思いつつ。

 

そういう日ってあるよね。なんて思いつつ。

 

 

 

 

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